屋根リフォーム＆雨漏り修理

大工＆住宅のプロである、工務店からみれば、「雨漏り」は、住宅にとって最も深刻な問題です。

ですが、ネットにはよく、「雨漏りを修理します」「屋根の塗り替えで雨漏りがとまります」などの情報を目にします。それを見ていると、初めて雨漏りを経験する方から見れば、良い/悪いが判断しづらいと思います。

雨漏りは、ただ「家の中が濡れる」という訳ではなく、最悪は「シロアリ発生」「住宅の倒壊」に繋がる重大な問題につながります。原因はコーキングや屋根の破損だけではない事も多いです。

この記事では、「雨漏り」のについて分かりやすくご説明します。

屋根の修理＆リフォームは、莫大な費用がかかる訳でもないですが、効果として大きく、建物の価値を保ち、快適な生活環境が維持できるものでもあります。

信頼性の高い工務店のサービスを利用することで、雨漏り問題に立ち向かい、安心できる住まいを実現しましょう。

雨漏りがもたらす建物や健康へのリスク

軽度とはいえ、雨漏りが建物や健康にもたらすリスクは多岐にわたります。

まず、建物の構造に対する影響が挙げられます。雨水の浸入によって建物内部の木材が湿気を含み、腐食や劣化が進行します。これにより、屋根や壁、床の強度が低下し、建物全体の安定性に悪影響を及ぼす可能性があります。

また、湿気や結露によってカビの発生が促進され、室内の空気品質が低下することもあります。ここでシロアリの羽アリや害虫が発生する環境が整います。

ゴキブリ、シロアリは、カビを食べたり湿度が高い土を好みます。ちなみに、シロアリはゴキブリの仲間です。（※一般的な蟻（黒アリなど）とは、昆虫の種類が違います。）

ゴキブリは菌を持っていて、繁殖力も高く、住宅の中には多くのエサになるものがあります。シロアリは、水分と木があれば繁殖します。またカビも好物です。こちらも繁殖力が高いので、家の中に巣を作った当初は数匹でも、2年もすれば何万匹にも増えます。

当然、何万のシロアリが家を食べれば倒壊につながります。結果、水分、カビ、木や木の隙間は常に増えていく仕組みが出来上がります。

それでも対処せずに生活すれば、雨が降るごとに、新しいカビは増えていき、人には見えないですが空気として吸って生活します。同時に、雨が降ると「シロアリなどの害虫を育てている家」になるのです。

屋根リフォームや雨漏り修理で工務店を選ぶ際には、屋根や雨漏り、害虫に関する専門知識とそれを改善する技術力が重要な要素となります。

リフォーム工事は業者ならどこでも良いというわけにはいきませんので、ここでは、工務店の専門知識と技術力を評価するためのポイントについて解説します。

屋根材の選定と施工

雨漏りの修理や屋根リフォームでは、適切な屋根材の選定と施工が求められます。

工務店が屋根の種類や特性、耐久性、保温性などについて充分な知識を持ち、適切な屋根材を提案できるかどうかを確認しましょう。

また、施工技術も重要であり、正確な測定や丁寧な施工が行われるかどうかを確認することが必要です。

防水性の確保

屋根の防水とはご存じですか？実は瓦や塗装が雨漏りを防いでる訳ではありません。屋根の素材や防水シートなどが雨漏りから家を守っているのです。その上で、「防水機能を持った塗装」や「瓦・屋根材」がカバーしているのです。

ですので、塗装屋さんや防水屋さんで雨漏りが止まるとも限らないのです。

屋根の修理が完成しましたら、仕上げに屋根からの雨水や湿気の浸入を防ぐために、適切な防水処理を行う能力を持っているかを確認しましょう。

防水材の選定や施工方法、シーリングの処理などについて、専門知識と経験を持った工務店を選ぶことが重要です。